概要
第124回展観 創立70周年記念
和鏡賞鑑 ―図像でたどる千歳のねがい―
会 期 2020年10月17日(土)~11月29日(日)
時 間 午前10時~午後4時(入館は午後3時30分まで)
入館料 一般500円(400円) 高大生300円(240円)
※( )内は20名以上の団体料金、中学生以下は無料
休館日 毎週月曜日 ただし、11月23日(月祝)は開館し、翌24日(火)は休館
主 催 公益財団法人 黒川古文化研究所
後 援 西宮市教育委員会
平安時代になると、衰退した唐鏡の模倣を脱して、背面に日本の情景や草花、鳥、虫などを生き生きと表現する和様の鏡が成立します。絵画的な図像も多く、約千年にわたって作例を通覧することができるため、金工史にとどまらず、日本の美術史を考えるうえで重要な資料と言えるでしょう。
今回の展観では、当研究所のコレクションに加えて、北島古美術研究所から借用を行い、中世から近世にかけての和鏡を体系的に紹介するとともに、鏡背の文様に込められた当時の人びとの願いや美意識を探りたいと思います。また、平安京の七条町・八条院町跡などの鋳造遺跡から出土した和鏡の鋳型を展示し、製品と鋳型の両面から製作技術に迫ります。日本におけるものづくりのありさまや人びとの精神に思いを巡らせていただければ幸いです。
なお、展観にあわせて高精細デジタル画像による拡大像をともなった図録を制作いたします。
今回の展観では、当研究所のコレクションに加えて、北島古美術研究所から借用を行い、中世から近世にかけての和鏡を体系的に紹介するとともに、鏡背の文様に込められた当時の人びとの願いや美意識を探りたいと思います。また、平安京の七条町・八条院町跡などの鋳造遺跡から出土した和鏡の鋳型を展示し、製品と鋳型の両面から製作技術に迫ります。日本におけるものづくりのありさまや人びとの精神に思いを巡らせていただければ幸いです。
なお、展観にあわせて高精細デジタル画像による拡大像をともなった図録を制作いたします。
※展示室内は一切の撮影行為を禁止しております。ご了承ください。(ロビー、バルコニー等は撮影可)
【ご来館に際してのお願い】
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マスクの着用、手指の消毒、受付にての検温にご協力ください。
観覧中もお互いの距離を取り、静かな観覧をお願い致します。感染状況により、内容の変更、延期もしくは中止となる場合がございますので、事前に当研究所ホームページなどでご確認をお願い致します。
講演会
■講演会『「唐」から「和」へのうつろい 〜銅鏡にみる平安時代〜』
日時:10/25(日)午後1:30〜3:00(定員40名)
講師:中川 あや 氏(奈良国立博物館 学芸部列品室長)
■ワークショップ『鋳造体験!柄鏡を作ろう』
日時:11/7(土)8(日)
1回目:午前11:30〜12:30/2回目:午後14:00〜15:30
講 師:新郷 英弘 氏・樋口 陽介 氏(芦屋釜の里)
参加費用:1,500円(材料費込み)
定 員:各回6組(最大12名)
対象年齢10歳以上(小学生は保護者同伴)
■公開研究会「高精細画像でみる和鏡の鋳型」
日時:11/22(土)午後1:30〜3:00
進行:川見 典久(当研究所 研究員)
パネラー:新郷 英弘 氏(芦屋釜の里)
樋口 陽介 氏(芦屋釜の里)
石谷 慎(当研究所 研究員)
■鑑賞講座 各回午後1:30〜3:00/当研究所講演室(入館者は聴講無料)
10/31(土)「和鏡に込めた千歳のねがい -蓬莱・住吉・龍宮-」
当研究所 研究員 川見 典久
11/14(土) 「蓬莱の図像 −亀と山の歴史」
当研究所 研究員 石谷 慎
展示目録
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