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第102回展観 
鎌倉・室町時代の意匠と装飾

会 期 | 2009年10月17日(土)~11月15日(日)
時 間 | 10時~16時
入館料 | 一般500円 高大生300円    
    ※20名以上で上記より2割引団体料金
    ※中学生以下無料
    ※11/14(土)、15(日)は入場無料
     (「関西文化の日」の参加しています)
休館日 |月曜日
主 催 | 財団法人 黒川古文化研究所
後 援 | 西宮市教育委員会

展覧会概要

 武家の台頭した鎌倉・室町時代は、日本史のなかでも特に混沌とした、厳しい時代であったという印象を持たれるかもしれません。けれども、美術工芸品を通じてみれば、慎ましいながらも、繊細優美にあろうとする当時の美意識を感じ取ることができるはずです。そこには、奈良・平安時代にもたらされた中国の隋唐文化を基礎として、生きる拠りどころとなる仏教諸宗の教えを受容しつつ、身の丈にあった心の落ち着き場所を探っていく過程が反映されているのではないでしょうか。一方で、新たに沸き起こる宋元明文化への共感、咀嚼という試行錯誤の痕跡も窺うことができるでしょう。
 そこで本展観では、これまでまとめて紹介する機会が少なかった日本中世の美術工芸に光を当て、仏教思想、哲学を知るうえで重要な経典や、儀式で用いられた仏画や仏具、そして建築をいろどった瓦など、中世仏教を背景とした資料とともに、当時に好まれた意匠を体系的に見ることができる和鏡を中心に展示いたします。そこにあらわれた文様や装飾、そしてそれを表現するための技法や技術を通じて、鎌倉・室町時代に生きた先人の心に触れていただければ幸いです。 

講演会

10/25(日)午後1:30〜
町田市立国際版画美術館 学芸員 佐々木 守俊 氏
「中世の仏教版画 -与田寺版十二天像の登場-
場所 当研究所内講演室(入館者は聴講無料)

公開研究会 −実物とデジタル画像による文化財考察− 
 11/14(土)午後1:30〜
「高精細画像でみる和鏡」当研究所 研究員 川見 典久
 共催:関西学院大学博物館解説準備室
 会場:当研究所講演室(一般の方もご聴講いただけます)
 ※当日は「関西文化の日」のため入館無料

 

展示目録

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