本文へ移動
第105回展観 
中国書画 −受け継がれる伝統美−

会 期 | 2011年4月16日(土)~5月15日(日)
時 間 | 10時~16時
入館料 | 一般500円 高大生300円    
    ※20名以上で上記より2割引団体料金
    ※中学生以下無料
休館日 |月曜日
主 催 | 黒川古文化研究所
後 援 | 西宮市教育委員会

展覧会概要

 中国の書画は古代からの歴史がり、伝統の上に創造が加えられることで豊かな展開を遂げてきました。書では王之などの大家の筆跡が尊重され、それを手本とした臨書作品も多く残されています。絵画では、五代・北宋の董源・巨然、元末四大家らの南宗系統の画家が文人たちに高く評価され、明末以降、その画風を標榜する倣古山水が盛んに制作されました。千年、数百年もの間、書風や画風が時代ごとの解釈を加えられつつ受け継がれてきたことは、現代の我々が鑑賞する際にも重要な視点と言えるでしょう。
 伝統の持続には、作品を収集し伝えることも欠かせません。日本人も中国の書画を、古くから愛好してきました。近代になるとさらに多くの作品がもたらされ、関西でも数々のコレクションが築かれました。近代の収集が始まってから1世紀になる本年、関西の九つの美術館・博物館を会場に「関西中国書画コレクション展」が開催されることになり、本館も参加しています。館蔵品はもちろん、近年寄託された優品も交えて、それらに見られる伝統性に注目した展示を行います。ぜひこの機会に、我が国にも大きな影響を与えてきた中国書画の伝統美をご覧ください。

講演会

5/8(日)午後1:30〜
花園大学教授 下野 健児 氏
「書のかたち -碑学派と帖学派の書法-
場所 当研究所内講演室(入館者は聴講無料)

鑑賞講座 
 4/30(土)午後2:00〜
「関西における中国書画収集と黒川コレクション
 5/14(土)午後2:00〜
「中国絵画における古典学習」

展示目録

展示目録詳細はこちらをご覧ください。
TOPへ戻る