展覧会概要
黒川古文化研究所では、代表的な収蔵品を一度に鑑賞できる機会として、春季には名品展を開催しています。
今回は日本刀、小袖をはじめとする江戸時代の染織品、古代中国の酒器を展示します。日本刀は鎌倉時代から室町時代にかけて、山城国(京都)・大和国(奈良)で活躍した刀工に注目し、彼らが制作した刀剣を出品します。小袖や紅型などの江戸時代の染織品は、染料の科学調査に基づくデータ、繊維の拡大写真とともに紹介し、その制作方法の違いを探っていきます。そして中国の古代資料から酒に関する器を選び、その用途や文化性に注目します。
講演会
■鑑賞講座 各回午後1:30〜/当研究所講演室(入館者は聴講無料)
4/25(土)「中世刀鍛治の活動 -京都・奈良を中心に-」
当研究員 川見 典久
5/9(土) 「中国古代の酒と美術」
当研究員 竹浪 遠
5/23(土)「江戸時代の絵画と染織 −絹と彩色素材の違いについて−」
当研究員 杉本 欣久
展示目録
展示目録詳細はこちらをご覧ください。