展覧会概要
黒川古文化研究所では、代表的な収蔵品を一度に鑑賞できる機会として、春季には名品展を開催しています。今回は、中国古代の青銅貨幣、日本絵画、刀剣・刀装具を展示します。
中国貨幣コレクションのなかからは、東周時代の布銭・刀銭・円銭と秦・前漢時代の半両銭をとりあげ、乱世において貨幣がどのように成立し、のちに円い形へと姿を変えていったのか、その実体と背景に迫ります。
日本絵画は、江戸時代の京都で活躍した円山・四条派の作品を展示し、関西で好まれた画風の本質がどこにあるのか、その理由を探ります。刀剣は付属する拵えとともに装剣金具の鐔・刀装具を展示し、江戸時代の彫金技術とその魅力を紹介します。
講演会
■鑑賞講座 各回午後1:30〜/当研究所講演室(入館者は聴講無料)
4/29(土)「半両銭ができるまで -戦国時代青銅貨幣の実体-」
研究員 石谷 慎
5/13(土) 「絵画鑑賞入門 -円山・四条派-」
研究員 杉本 欣久
5/20(土)「はじめての刀装具ー江戸時代の技術と美術ー」
研究員 川見 典久
展示目録
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