概要
第128回展観
「近世刀装具の美術史」
会 期 2022年10月15日(土)~11月27日(日)
時 間 10時~16時(入館は15時30分まで)
入館料 一般500円(400円) 高大生300円(240円)※( )内は20名以上の団体料金、中学生以下は無料
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は開館し、翌日を休館とする)
主 催 公益財団法人 黒川古文化研究所
後 援 西宮市教育委員会
江戸時代の武士が腰に差した刀の拵え(外装)には、鐔のほかに縁頭、目貫、笄、小柄などの金具(刀装具)が付属しています。金、銀、銅など多彩な金属を用いた緻密な彫金技術によって製作されており、現代を生きる我々の目から見ても、美しさや楽しさを感じることができます。
細工の精密さのみならず、多様な意匠(デザイン)や洗練された構図には当時の文化や精神が反映されており、印象的に見せるさまざまな工夫が凝らされています。特に図案や下絵の段階においては絵画との結びつきが強く、画家の下絵を用いたものや、自ら師について画を学んだ彫物師もいました。
今回の展観では江戸時代の刀装具とその関連資料を展示し、作品にあしらわれたさまざまな図柄とその表現を絵画史との関わりに焦点を当てつつ紹介いたします。
【ご来館に際してのお願い】
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マスクの着用、手指の消毒、受付にての検温にご協力ください。
観覧中もお互いの距離を取り、静かな観覧をお願いいたします。
感染状況により内容の変更、延期もしくは中止となる場合がございますので、事前に当研究所ホームページなどでご確認をお願いいたします。
講演会
■公開研究会「高精細画像でみる刀装具 −その揃金具は本当にセットなのか?−」
日時:11/4(土)午後1:30〜
講師:川見 典久(当研究所 研究員)
■鑑賞講座 各回午後1:30〜3:00/当研究所講演室(入館者は聴講無料)
10/29(土)「刀装具“下絵”資料にみる彫物師の絵ごころ」
当研究所 研究員 川見 典久
11/5(土) 「古代東アジアの刀剣−柄頭と佩用の変化− 」
当研究所 研究員 馬渕 一輝
11/19(土) 「中国絵画史における雲龍図 −富士越龍頭成立の背景−」
当研究所 研究員 飛田 優樹
展示目録
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